『心に囚われている。』
他人が どうしようもなく羨ましくなる時がある
たくさんお金を持ってていいな
たくさん友だちがいていいな
たくさん趣味があっていいな
どうしようもなく妬ましくなることがある
なんであいつがちやほやされるんだ
なんであいつに可愛い彼女がいるんだ
なんであいつの方がみんなに認められるんだ
どうしようもなく死にたくなる時がある
ドラマやアニメを見ている時
観葉植物に水をやっている時
家族や友人と会話をしている時
ぼくらは 羨望に苛まれている
ぼくらは 嫉妬に毒されている
ぼくらは 希死感に侵されている
ぼくらは どうしようもないほど――、